療法食 商品紹介

チューブ・ダイエット®
〈低脂肪〉

犬用特別療法食消化態乳たんぱく質使用低脂肪

チューブ・ダイエット
チューブ・ダイエット

低脂質の犬用高消化性経腸流動食(特別療法食)です。

この製品は食事療法食です。 獣医師の指導に従い給与してください。 食事療法食を与えている間は、定期的に獣医師の診察をお受けください。

※開封時、溶解時に見られる有色微粒子はミネラルパウダーによるもので、品質上の問題はありません。

内容量:20g×5包 パウダータイプ 窒素充填
原産国名:日本

商品説明

  1. 特徴
    ①脂質を3.0%以上(実測値3.1%)に抑え、粗繊維を0とすることで、膵炎の急性期等、積極的に低脂質、高消化を選択すべき消化器疾患症例に対応
    ②最小限の脂質を含有することで、脂溶性ビタミンの輸送をサポートできるように配慮
    ③たんぱく質過剰にならないよう組成に配慮し、腸粘膜の保全に必要なグルタミンを補給
    ④炎症性腸疾患、腎臓障害等の併発疾患を考慮し、ビタミンB12およびリンの含有量に配慮
    ⑤消化器疾患に配慮し、ビタミンDを強化
    ⑥十分なカルシウム量、その他ビタミン、ミネラルを添加
    ⑦消化器疾患時に併用されることの多いプロバイオティクスであるビフィズス生菌をあらかじめ配合
  2. 原材料及び物性特徴
    ①高消化性原材料
    *消化態乳たんぱく質を一部使用
    *消化吸収性に優れる中鎖脂肪酸(MCT)を全脂質中30%使用
    MCTは経門脈で肝臓に入り、すばやくエネルギーとして利用され、また消化管細胞を増殖させることでムチンの分泌が増し、腸管の物理的バリアーをサポートします。
    (参考文献 Ishii,K.et al.2009.J.Gastroenterol.44,204-11.)
    *炭水化物原材料として、でん粉分解物を使用
    ②特殊加工で溶けやすい
    ③添加水量で形状を調整可能。病態の変化に合わせて給与方法を選択できます。

原材料名

でん粉分解物、乳類、ブドウ糖、卵黄粉末、中鎖脂肪酸(MCT)含有粉末油脂、乾燥酵母、DHA粉末、アミノ酸類(L-アルギニン、L-グルタミン、DL-メチオニン、L-トレオニン、L-トリプトファン、タウリン、L-カルニチン)、ミネラル類(Ca、P、K、Na、Cl、Mg、Fe、Cu、Mn、Zn、I)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B6、B12、C、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、イノシトール、コリン)、二酸化ケイ素、香料、動物用ビフィズス生菌末

成分

たんぱく質
25.0%以上
脂質
3.0%以上
粗繊維
0.3%以下
灰分
5.0%以下
水分
3.0%以下
代謝エネルギー(ME)
385kcal/100g
たんぱく質由来熱量
27%
脂質由来熱量
7%

標準組成

カルシウム 0.60% ビタミンE 50IU/kg
リン 0.30% ビタミンB1 8.0mg/kg
カリウム 0.95% ビタミンB2 5.0mg/kg
ナトリウム 0.40% ビタミンB6 5.0mg/kg
塩素 0.90% ビタミンB12 0.1mg/kg
マグネシウム 0.10% ナイアシン 70mg/kg
120mg/kg パントテン酸 12mg/kg
2.0mg/kg L-グルタミン 1.50%
マンガン 15mg/kg DL-メチオニン 1.00%
亜鉛 300mg/kg L-トレオニン 1.40%
ヨウ素 6.0mg/kg L-トリプトファン 0.44%
セレン 0.11mg/kg タウリン 0.10%
ビタミンA 5000IU/kg L-カルニチン 0.06%
ビタミンD 1000IU/kg ヌクレオチド 100mg/kg

標準給与量

1日当りの標準給与量(g)
体重
(kg)
熱量
(kcal)
粉量
(g)
チューブ推奨 シリンジ推奨 ペースト状
4Fr 5Fr
添加水量(ml) 添加水量(ml) 添加水量(ml) 添加水量(ml)
1 70 18 32 23 9 7
2 118 31 54 39 16 12
3 160 41 74 53 21 17
4 198 51 91 65 26 21
5 234 61 108 77 31 25
6 268 70 124 89 36 28
7 301 78 139 100 40 32
8 333 86 154 110 45 35
9 364 94 168 120 49 39
10 394 102 182 130 53 42
20 662 172 306 219 89 70
30 897 233 414 297 120 95
40 1113 289 514 368 149 118
50 1316 342 608 435 176 140
各割合で約100mlにした時のカロリー目安 約140
kcal
約171
kcal
約256
kcal
約275
kcal
*標準給与量は表の通りですが、給与の1日目には標準給与量の1/3量、2日目には2/3量、3日目には全量給与を目安としてください。
*給与回数は1日に2回以上とし、適宜ご調整ください。
*1日当りの熱量は、入院・安静時に必要なカロリー:RER(kcal)=70×(体重kg)0.75乗で計算。
*消化管の状態によっては低濃度からの使用を推奨します。

溶解方法および給与方法

①経管で与える場合
【 溶解方法 】 チューブ・ダイエット〈低脂肪〉を給与量のチューブ推奨記載量の微温湯(40℃前後)で溶かし、使用します。
溶かす際は、まず微温湯の半分量を加え、撹拌し、ペースト状にして3~4分間程放置し、残り半分量の微温湯を加えて更に撹拌すると溶解がスムーズです。
〔 給与方法 〕 フィーディングチューブを介し給与してください。

②その他の場合
【 溶解方法 】 チューブ・ダイエット〈低脂肪〉を給与量のシリンジ推奨、ペースト状記載量の微温湯(40℃前後)で溶かし使用します。
〔 給与方法 〕 シリンジ・食器等を使用して給与してください。

注意事項

①濃度、給与方法、給与速度などは年齢、種類、体重、病状などにより適宜ご調整ください。
②溶解する容器、給与器具類は常に清潔で、乾燥したものをご使用ください。
③溶解は清潔な場所で行い、細菌に汚染されないようにご注意ください。
④溶解後は早めにご使用ください(目安2時間以内)。
⑤完全に溶解しないとチューブ(カテーテル)に詰まることがあります。十分に溶解してからご使用ください。
⑥60℃以上の温湯での溶解は一部の栄養成分が失われる原因となりますので、避けてください。
⑦給与にあたり(特に飢餓状態の犬猫)電解質モニタリングの必要があります。

※猫の使用に関しまして
チューブ・ダイエット〈低脂肪〉はその特性上、猫の標準要求量よりも低たんぱく質かつ高炭水化物の為、猫への使用は推奨しておりません。ご使用を検討される症例におきましては、獣医師の判断のもと状態(特に血糖値)や既往歴、使用期間等にご注意ください。